大学病院に勤めていたときの私。本当に辛かったあの頃。
こんにちは、はせちいです。
いつも読者登録・Bブックマーク・スターありがとうございます🌟
専業主婦になった私ですが、
今でも看護師時代の先輩や後輩がごはんに誘ってくれて月に1回程度、ランチに行っています。
現在の仕事ぶりを聞くたびに、「大変だったけど、仕事をしているときはイキイキしていたのかな~」と思います。
実際、今でもバリバリ働いているランチ友達は、愚痴も多いですが話を聞いていてもとってもいきいきした表情ですし、何より大変だけど看護師が好きなんだなぁと思いました💕
でも!!
やっぱり前の状況には戻れません💦心から戻りたいとは思えません・・・。
大学病院で勤めていたからこその大変さや苦労など、振り返りたいと思います。
私が考える大学病院の大変さ
私の親もそうですが、「さすが大学病院は違うな~」と思うのが一般の意見だと思います。
最後のとりで、というイメージのある大学病院。
イメージ通り、大変な症例や環境の中での仕事でした💦
患者数、病床数が多い
私の勤務していた病院は、約40の診療科、700床数以上でした。
普通の市中病院は200~300床くらいなのでその倍以上です。
平日の外来患者数は軽く1000人を超します。
これより多い病院もありますが、大学病院は特に人材不足が指摘されているので、7:1看護なんてできるわけもなく…病床稼働率もとっても高い数値でした。
セミナー参加や研修会、勉強会が多すぎる
大学病院は何より実績が大事!たとえ、時間外だろうが、日勤後の19時~だろうが、時間外手当がない中で研修を受けなければいけません。
わたしも日勤後に20時すぎまで研修を受けたり、夜勤明けの貴重な1日休みを市外に車を走らせて(交通費、駐車料金も自己負担)研修を受けに行っていました。
これは、断る権利はなく、師長や上の人から行けと言われたら行かなければいけません。
そうしないと、ラダー(これによって地位や給料が変わる)がクリアできないんです💦
なんでも最先端!試験的なこともやる
新しい手術や治験もたくさんやります。
治験とは
色々な病気を良くするために、たくさんの薬が使われています。薬が多くの患者の治療に使われるようになるためには、「薬の候補」となる物質を選び出し、動物やヒトで作用・効果・安全性などを調べます。
このうち「薬の候補」を健康な成人や患者に使用して、効果や安全性、治療法(適正な投与量や投与方法)などを確認する目的で行われる「臨床試験*」のことを「治験」といいます。
そのたびに、私達は勉強勉強。新しいことが次々に起こるので、毎日ついていくのに必死です。
去年は「ロボット手術」(医者がロボットアームを使用して操縦して手術する)なども症例をかせぐためにたくさん行いましたが、私達ももちろん勉強しました💦
他の市中病院より色々と慎重。看護技術も遅れて取得。
これは大学病院あるあるだと思います。
市中病院だと、5月くらいから採血や点滴確保など、どんどんやらせてもらうことができるので、市中病院の新人看護師の方が何かと技術取得までが早いのです。
一般病院では大学病院ほど診療科が細分化されていないことが多いです。そのため、看護師が担当する業務や身に着けるべき知識もより幅広く求められることになります。
一般病院では基本的に、手技は看護師が行うことになるため、手技については、大学病院勤務と比べて経験を積んでスキルアップしやすい環境だと言えます。
大学病院では、まず、
看護技術1つずつの研修
↓
デモでの練習
↓
病棟毎に練習
↓
新人お互いで練習
↓
先輩看護師に実際にやらせていただき、確認してもらう
↓
患者様にやらせていただく(先輩チェック)
↓
はれて独り立ち。
長い長い…。ですが、振り返ると私はこれでよかったと思っています。
時間をかけてやるからこそ一つ一つの看護技術の意義を知ることができ、またいろんな人のアドバイスをいただけるので自分に合うコツをつかむことができました✨
年休がほとんど取れない
これは本当にブラックだと思いました。
来年度からは年休取得について厳しくなるようですが・・・
わたしが3年間でとれた年休→3日間
まず、年休を取得する人がいないというか、自分でとるという風潮がないため、自ら申請することができない雰囲気しかありません。
私の大学時代の友達は、年休を使って毎年海外旅行をしていたりするので、本当に羨ましい・・・💦
大学病院独特の雰囲気があるからかもしれませんが、「こんな忙しいのに年休?」みたいな雰囲気がまだあります。取れないのが当たり前。
わたしの年休の3日間のうち2日間も研修に使われました。
そして、もう一つブラックだと思ったことは、
結婚休暇をすべて使えなかった。ということです。
こんなことあるんだ…ちなみに私はあと2日間の結婚休暇が残ってましたが…
わたしは12月で辞めることが分かっていたので、
一気に使うのは病棟的に申し訳ないと思い、月ごとに少しずつ使わせていただこうと思いました。しかし、夜勤明けの休みに「結婚休暇」が使われていたりと、自分で好きな日に使うことができず、勝手に使われていたりしていたのです💦
形上、「使った」という証明が必要なんだな…と諦めました。
看護師時代の私の日常
わたしは外科病棟で勤務していたため、他の病棟より忙しかったです。
逆にお盆の時期や年末年始は手術件数が減るので、内科病棟より患者数はガクンと減りますが。
~看護師時代のわたしのとある3日間~
《1日目》日勤🌞
5:30 起床
6:00 出発
7:00 駐車場で軽く朝ごはん
7:30 勤務開始(若者は早く行って日勤で使うシートだしなど)
8:00~17:15 一応定時の時間。体力的な仕事が終わるのはこの時間だけど…お昼休憩はとれて30分くらい。10分くらいのときもある。
17:15~20:00 ひたすら記録、転院する患者さんの転院準備など
20:30 帰宅、5分で急いでシャワー(まずはシャワーに浴びたい)
20:45 ごはんの支度
21:00 夜ご飯、食べたら疲れてすぐに就寝しちゃう。
《2日目》日勤🌞
・
・
・~17:15までは1日目と一緒
17:15~18:30 できるところまで記録、記録!
18:30~19:30 日勤者全員参加の研修☚よくあるワード
19:30~20:15 また戻って記録。
20:30~ 帰宅。1日目と同じ。
《3日目》夜勤🌙
9:00 一旦起きる。(夜勤の日は旦那は起こさずに仕事に行ってくれた)
10:00 目は覚めてるけど夜のために無理やり目を瞑るか携帯をいじる
12:00 朝昼ごはんを食べる
13:00 夜のために少し仮眠
14:00 夜勤の支度
14:30 病院へ出発3
15:00 夜勤勤務開始!
15:00~22:00 基本この時間までは座れない。
時間があればこの後夜ご飯少し。
00:00~ 仮眠休憩(時間を割って2時間程度)
5:30 行動開始。
9:15 一応勤務終了の時間…(=_=)
9:15~10:30 記録
11:00 帰宅。平均的にこのくらいだった。
帰りの運転は地獄。信号待ちすると寝ちゃう💤
12:00 夜ご飯の買い物。ねむ~。
明けで買い物いくのがルーティーンでした
14:00 ごはん軽く食べて寝る。
18:00 夜ご飯の支度
ある3日間でしたが、こんな感じでした。
3年目になると、多いときで月に6回以上夜勤に入ることもあったので、
日の光を浴びない生活も多かった・・・。
こんな生活を続けていたので、
・肌もボロボロ
・帰ってくれば旦那にグチ
・責任が重いため、休みの日も患者さんのことや病棟のことが心配
ストレス過多の状態でした。
私の病棟でも私が入ってから3人くらいの人が精神的・体力的な面で病休などになってしまっていました。
大変なこともあったけど得るものも大きかった
色々グチを言い始めたら止まりませんが大学病院だからこそ、
・福利厚生の充実
・給料面
・技術や知識の習得
などいい面もいっぱいありました。
3年間でしたが、とってもいい経験になったと思っています。
私が大学病院に勤務して、大学病院勤務に向いている人の特徴として考えたことは、
・専門性の高い看護を学びたい
・最先端医療を学びたい
・忙しい方が燃える
・特定疾病や難病の看護を学びたい
・忙しくても高い給料が欲しい
・結婚後も働きたいときは、それを理解してくれる環境がある
・多職種連携をもっと勉強したい
わたしは3年目までで、
新人研修、事例検討発表、新人教育指導(プリセプター)を経験しました。
本当にたくさんのことを学び、今でも尊敬する先輩から連絡がくると、看護師時代も懐かしむ気持ちになります。
結婚後、私の今の環境や精神面的にも、大学病院で働き続けることは難しいですし、戻ることは考えていませんが、また近々、看護師という形で復帰して人の役に立ちたいなと思います。
大学病院の大変さを記事にしましたが、旦那の話を聞くと、市中病院も病床数が多かったり、転院先として多い病院はまた違った忙しさがあります。どこも大変なのは変わらないんだなぁと思いました。
今日は長くなってしまいすみませんでした💦
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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