カレーは何日まで食べられる?正しい保存期間や保存方法は?
こんにちは、はせちいです。
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「3日目のカレーは美味しい」と言いますが、食中毒のリスクも高いと言われているカレー。実は私の家族も、数年前にカレーが原因で下痢の症状が出たことがありました。
正しく保存すれば美味しいカレーですが、きちんと保存しないと菌が発生していまい、とても危険です。
これから夏に向けて菌も繁殖しやすい気候になるので、是非気を付けたいものです。
今日はカレーの正しい保存期間や保存方法についてご紹介します。
カレーの消費期限
常温保存の場合は夏場であれば半日。冬場でも1日程度。
常温の場合、カレーはとにかく消費期限が短いため、できれば「残さない」のが一番です。
湿度が高く、雑菌が繁殖しやすい梅雨時期は、食中毒の発生リスクも高まるため、これからの時期は注意が必要です
食べなくても最低でも1日2回、3回はしっかりと火を通すこと。
温めなおしたカレーはすぐに蓋をせずに粗熱を取ってから保存します。すぐに蓋をしてしまうと中心部分が温かいまま保存してしまうことになり、菌が繁殖しやすい環境をつくってしまいます。寒い時期であれば1日程度は保存できます。
何が原因?
カレー食中毒の原因はウェルシュ菌!
(出典:Wikipedia)
ウェルシュ菌は自然では河川、下水、海、土壌中に広く分布し、ヒトを含む動物の腸内細菌群における主要な構成菌でもあります。ちなみに悪玉菌です。食品では、牛肉、豚肉、鶏肉といった食肉や魚などに多く存在します。
ウェルシュ菌がカレーで繁殖しやすい理由
高温でも死滅しない
自然界に分布する菌は、易熱性芽胞(100℃数分で死滅)を形成するものが多いですが、ウェルシュ菌は耐熱性芽胞(100℃で 1~6 時間でも生残)を形成する菌によって
引き起こされています 。
そのため、普通加熱すれば死滅すると思われがちな原因菌ですが、ウェルシュ菌は生き続けて、増殖するのです。
底の深い鍋は絶好の生育環境
ウェルシュ菌は嫌気性(酸素を使わず増殖する)なので、酸素に触れにくい環境で生存しやすいことが特徴です。
カレーを作る鍋は深い鍋が多いので、じっくり煮込むカレーの中心部や底部はウェルシュ菌にとって絶好の場所になってしまいます。
また、カレーは一晩寝かせるとおいしくなると言われていますが、これはウェルシュ菌にとっては好都合であり、43〜47℃の増殖に適した環境になるまでは芽胞を作り息をひそめていますが、適正温度になったらおよそ10分に二倍のペースで増殖します。
カレーのように作った後鍋の中で徐々に冷えていく食べ物の中ではすごいスピードで増殖することになります。
(出典:第6回:「増やさない」がキーポイント!ウェルシュ菌食中毒|専門家コラム|食品衛生のトータルサイトへようこそ! sanitation|サラヤ株式会社 企業法人向け)
保存方法
冷蔵保存
冷蔵保存した際のカレーの賞味期限は2~3日
食べきれなかったカレーで数日以内に食べきる予定の場合は必ず冷蔵保存します。
保存はタッパーかジップロックへ!鍋のまま冷やすはNG!
お鍋は密閉度が低く、細菌が繁殖しやすくなってしまいます。
カレーを冷蔵保存する際は、小分けにできるタッパーやジップ付き保存袋を用意します。密閉度の高いもので保存しましょう。
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冷凍保存
冷凍保存した際のカレーの賞味期限は1か月
カレーをより長く、安心して食べるには冷凍保存です。冷凍すれば1か月はもちます。常温や冷蔵保存と比べると保存期間がグンと伸びるため、ストックしておけばお弁当や何かの味付けなどのときに役立ちます。
保存はカレーを平らにして急速冷凍!
じゃがいもは取り除いて。
冷凍保存する際は、1回分ごとに保存容器やジップ付き保存袋に入れて冷凍しましょう。冷凍保存は細菌の繁殖の心配が少なく、長期保存が可能なのでおすすめです。じゃがいもは冷凍すると水分が抜けてパサパサになってしまうので取り除いてから冷凍させましょう。
凍ったまま電子レンジで加熱すると、水分が蒸発してカレーがパサパサになってしまいます。一度冷蔵庫で解凍してから、電子レンジや鍋で加熱することで美味しいカレーが蘇ります。また、耐熱容器で保存していた場合は、湯せんで解凍することもできます。
こうなったカレーはNG!
悪くなったカレーを見極めるポイントは、
✔ 糸を引いている
✔ 発酵したような、すっぱい匂いがする
✔ カレーの表面が白くなっている
✔ カレーの表面にカビが生えている(白い斑点が現れる)
悪くなったカレーは、食中毒を起こしてしまったりする可能性があり危険です。
保存期限の切れたカレーは、食べる前には見た目やニオイを確認するようにしましょう。
さいごに
私の家族がウェルシュ菌を経験してから、私のとって2日目のカレーは「美味しいもの」ではなく「怖い物」になっていました。
しかしきちんと保存すれば、安全でおいしいカレーが次の日も食べることが出来ます。
これから暑い日が続きそうなので、是非カレーを作った時は保存方法に注意してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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